ソフィーのアトリエ2の感想…良作だが神作ではない

最近久しぶりにやったゲームであるソフィー2をクリアしたので、そちらのクリアレビューを書いていく。タイトルでも書いたが、良作であるのは間違いない。ただ、ストーリーが少し微妙である。

総評

ストーリー:50点
戦闘システム:75点
調合システム:90点
BGM:60点
キャラクター達の魅力:50点

盛り上がりのないストーリー、癖のないキャラクター達。そしてアトリエシリーズには珍しく記憶に残らないBGM。
ただし、戦闘システムは練られており、調合システムは前作からさらに進化を遂げ、かなりやりごたえのあるシステムとなっている。
ちなみにソフィーのかわいさは2億点である。

良かった点

やりごたえのある調合システム

前作ソフィーのアトリエは、今までのアトリエシリーズとは違い「調合」にかなり力を入れた作品だ。以前のシリーズでは素材を選び、そのまま完成品ができる…というものだったが、ソフィーのアトリエではプレイヤーがそこに介入できるようになり、そのシステムがかなり評判だった。(要出典)

今作ではそこがさらに進化し、ちょーおもろかったです。

ソフィー2の調合は面白い?彼氏は?カップ数は?出身地は?調べてみました!
いかがでしたか?ソフィー2の調合は面白いということがわかりましたね。今後の活動に期待です!

というの冗談で、結構やりごたえがある。調合にパズルの要素を組み合わせるのだが、後半になるとおけるマス数も増えて頭を使わないといけない。

正直この辺りは別の感想を呼んでもらった方が早いだろう。個人的にはかなりおすすめのポイントだが、一番書きたい部分ではないので割愛する。

進化した戦闘システム

戦闘も進化してました。

なんか6人で戦うのよかったです。うん。

悪かった点

盛り上がりのないストーリー

今作は大きく分けて、相棒のプラフタを救う前半と、世界崩壊に立ち向かう後半に分けられる。
…しかし、正直言ってストーリーがかなりひどい。まあもともとアトリエシリーズにストーリーは求めてはいけない

前半の「プラフタ」連呼はなんだったのか?

物語前半、子供時代のプラフタと共に、行方不明になった大人プラフタを探しに東奔西走するのだが、ようやく見つかった…と思ったらそこから大人プラフタはほとんどストーリーに関わらない。

肝心のプラフタと出会えて「ソフィーちゃんよかったねぇ…😭」とプレイヤーは父性を爆発させていたが、次のイベントでも特に大人プラフタと一緒に行動するわけでも、一緒に住むわけでもない。そしてなぜか町長になっている大人プラフタ。

え?普通もっと喜ぶよね?

あんなに頑張って救ったのに…というかソフィーちゃん淡白すぎない?付き合ったら一瞬で冷めるタイプですねこれは。さすが数は少ないが経験があるソフィー。

©コーエーテクモゲームス

正直、救ったのにその後最後まで大してストーリーに関わらないのであれば、救うのはストーリーの最後でもよかったのでは?

せっかくの「幼少期の自分との出会い」がうまく活かされていない

過去の自分と会う…そんな面白い要素をなぜ活かせなかったのか?過去の自分に稽古を付けるとか、錬金術の基礎を教えるとか、色々とやりようはあったのかなと思う。

もっとキャライベントを充実させてくれれば、もっといい作品になったのに…ここはかなり悔やまれる部分。
ただ、自身と全く会話しないというわけではない。ちゃんと会話している。中でも面白かったのは、


幼プラフタ「すこぶる興味が湧きます!」
大人プラフタ「そのすこぶる、というのは恥ずかしいのでやめてください!」

とか、

とか。純粋に、こういったイベントがもっとあればよかった。本当に。

キャラクター関連の問題

キャラクターの深堀がない

今回のキャラクターは全体的に浅い。キャライベントもあるのだが、個々の過去が深堀されるものの大したことはない。

具体例を挙げると、今回の複製担当枠の「ピリカ」。太ももがけしからんキャラクターだ

このキャラのキャラストーリーだが、ざっくりいうと、

  1. 居眠りをする癖があり、やばい。
  2. 複製の力を使いすぎるとなるみたい!
  3. ソフィー「このネックレスつけて!複製の力を使いすぎると、光って警告するの!」
  4. ピリカ「このネックレスマジ使えるんですけど(笑)」

以上。で?

え、なにこれは…(呆れ)

このキャラの一族は人里離れた所に暮らしており、人口が少ないので外から人に来てもらい一族を反映させようとしている…という設定がある。オラに行かせてくれたらめちゃめちゃ子供を複s

その設定をもっと深掘りして、どうしたらもっとこの一族が繁栄できるか考えよう!とかの方が面白くない?面白くないですか。そうですか。すみません。

他のストーリー考えてきました。誤って自身を複製してしまうピリカ。

おもろいやん。

他のキャラクターも、やれ絵を描きたいだの家族に怒られたくないだの、しょーもないイベントが多い。

オリアスとか古株なんだから、この世界と絡めたもっと深刻そうなイベントでもよかったんじゃないかなぁ…

深刻な悪役不足

ストーリーの都合上、良い人だけを呼んで世界を作っているため悪役がいない。というか、嫌な奴がいない。
出てくる人間が全員大人すぎる。正直神様であるエルヴィーラが一番子供である。

なので、終盤で「誰がラスボスになるんだろう…」というドキドキ感は皆無。「どうせエルヴィーラがラスボスなんでしょ?」と思っていたら本当にそうなった。

物語を作るなら、もっと純然たる悪が欲しかった。エルヴィーラではなく、グロールの親玉とかそういった「躊躇いなく倒せる相手」をボスとして据えてくれた方がやっていて楽しい。

キャラクター同士の関係性の過程が見えない

すでにできている世界に召喚されているのでしょうがない部分もあるが、キャラ同士の関係がすでにできており、これ以上仲良くなることがない。

普通、用心棒同士がいがみ合っているとか派閥争いがあるとか、そういったキャラ同士に軋轢が生じている中に主人公が来て、解決していく…といった感じの物語が多いと思う。(ライザ1とかね)
ただ、今作ではそもそも問題がない。いいことだけども。

全員が全員それなりに仲がいい、という感じで「コイツとコイツはめっちゃ仲がいい」などがない。大学で授業が同じで話す人、的な感じか。

それなりに仲はいいけど、別に遊びには行かない的な。

授業であったら話すけど、外で会ったらちょっと気まずい的な。

なんだこれ。

…なので、キャラ同士の絆とかがあまりないのでキャラ自体の魅力もそこまでないのだ。オリアスとディーボルトとか、絶対もっとやりようあったよ…
私は「最初はいがみ合っているが、河原で喧嘩をして、二人は幸せなキスをして終了…」という展開が好みだが、ここのキャラ達はお互いを尊重しあっており、喧嘩が全く起こらない

…正直、なんだか薄っぺらく感じてしまう。大学のヨッ友的な感じと言えばいいだろうか。

特に街の用心棒のディーボルトとオリアスはいがみ合う展開があってもよかったのでは…そしたら幸せなキスをして終了させられたやん!!

一回オリアスの客がディーボルトに取られる所で険悪な雰囲気に出来たやん!そこキャライベントにしたらもっと愛着湧いたよ!この「優しい世界」感は心地いいけど、ぬるいのだ。

ソフィーの服装が変わってなさすぎる

流石にもう少し変えて欲しかった。

BGMが微妙

アトリエシリーズには珍しく、BGMが記憶に残らない。他のアトリエ作品のアトリエで流れるBGMは脳内再生できるが、今作はできない。結構聞いているはずなのに…

まとめると…

ストーリーは微妙だけど、調合システムの出来はめちゃめちゃいい。

という感じで以上!あまり感想がなかったので書いてみました。

あれ?このブログってネットワークのブログじゃ…
いつからゲームブログになったの?

今日。

そうですか…

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